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アブストラクト

Title 鉄欠乏性貧血
Subtitle 特集 進歩する貧血の治療法
Authors 川端浩
Authors (kana)
Organization 国立病院機構京都医療センター 院長
Journal Pharma Medica
Volume 42
Number 2
Page 109-114
Year/Month 2025 / 5
Article 報告
Publisher メディカルレビュー社
Abstract 鉄は生命維持に不可欠な微量栄養素であり, 不足すると鉄欠乏性貧血などのさまざまな症状をきたす. 体内の鉄の量は主に腸管からの吸収率によって制御され, 肝臓から分泌されるヘプシジンがこれを調節している. 鉄欠乏の原因はさまざまであるが, 見落とされやすい原疾患としてH.pylori感染や自己免疫性萎縮性胃炎, 小腸病変, von Willebrand病などがある. 鉄の補充の第一選択は経口鉄剤で, 1日1回, 朝の内服が効果的である. 治療上のトピックスとしては, 1〜3回の来院で治療を完了できる高用量の静注鉄剤が使用可能となった. 鉄欠乏に対する治療介入の基準は, 背景疾患ごとに異なる可能性がある. 循環器領域では慢性心不全患者に対する静注鉄剤の効用が注目されている. 「I はじめに」 鉄は生体に必須の微量栄養素であり, 酸化還元反応や核酸合成, 酸素の保持や運搬などに幅広く利用されている. 人体ではその大部分が, 赤血球造血においてヘム合成のために使われている.
Practice 薬学
Keywords ヘプシジン, フェリチン, Helicobacter pylori(H.pylori)感染, 高用量静注鉄剤, 慢性心不全
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