アブストラクト
| Title | 鎮咳薬・去痰薬の新しく正しい使用方法 |
|---|---|
| Subtitle | 連載 シリーズ よく使う日常治療薬の正しい使い方 |
| Authors | 田中裕士 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 認定NPO法人札幌せき・ぜんそく・アレルギーセンター理事長 |
| Journal | レジデントノート |
| Volume | 21 |
| Number | 6 |
| Page | 1139-1146 |
| Year/Month | 2019 / 7 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 羊土社 |
| Abstract | 「◆薬の使い方のポイント・注意点◆」・咳嗽は持続期間, 好発時間帯, 喀痰の有無と性状を病歴聴取し, 感染症なら非特異的鎮咳薬をまずは試みる ・感染症後の長引く咳嗽の場合には, 胸部X線を撮影して, 咳喘息, アトピー咳嗽, 胃食道逆流症や副鼻腔気管支症候群の合併を考える ・授乳婦, 緑内障, 閉塞を伴う前立腺肥大症例に禁忌の鎮咳薬がある ・麻薬性鎮咳薬は小児には禁忌である 「1. 咳嗽・喀痰治療の最近の動向」日本呼吸器学会が公開するガイドラインは, 2012年の「咳嗽に関するガイドライン第2版」から, 咳嗽を出現するすべての呼吸器関連疾患に範囲を広げた2019年の「咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019」にupdateされた. 本ガイドラインでは, "新たな概念" という章が新設され, unexplained chronic cough (UCC) , cough hypersensitivity syndrome (CHS) , 真菌関連慢性咳嗽 (fungus-associated chronic cough : FACC) , 心因性咳嗽でのsomatic cough syndrome, 小児の心因性咳嗽であるtic coughなど, 通常の咳嗽治療では太刀打ちできない新しい概念・疾患に対する診療が掲載されているため一読すべきと思われる. |
| Practice | 臨床医学:一般 |
| Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,243円(税込) です。
参考文献
- 1) 「咳嗽・喀痰に関する診療ガイドライン」(日本呼吸器学会咳嗽・喀痰の診療ガイドライン 2019作成委員会/編), メディカルレビュー社, 2019
- 2) 「プライマリ・ケアの現場でもう困らない! 止まらない"せき"の診かた」(田中裕士/著), 南江堂, 2016
- 3) 田中裕士:咳嗽治療薬. 「Pocket Drugs 2019」(福井次矢/監), pp217-225, 医学書院, 2019
- 4) 「肺炎マイコプラズマ肺炎に対する治療指針」(「肺炎マイコプラズマ肺炎に対する治療方針」策定委員会/編), 2014 http://plaza.umin.ac.jp/mycoplasma/wp-content/themes/theme_jsm/pdf/shisin.pdf
- 5) 「もう悩まない! 喘息・COPD・ACOSの外来診療」(田中裕士/編), 羊土社, 2016
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- 6) 「咳の診かた, 止めかた ガイドラインだけではわからない日常診療の疑問に答えます!」(藤森勝也/編), 羊土社, 2016
- 7) 「プライマリ・ケアの現場でもう困らない! 悩ましい"喘息・COPD・ACO"の診かた」(田中裕士/著), 南江堂, 2018
- 8) 藤原真治:去痰薬.「症状と患者背景にあわせた頻用薬の使い分け」(藤村昭夫/編), pp191-195, 羊土社, 2014


