アブストラクト
Title | 輸液の選択 |
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Subtitle | 特集 輸液ドリル 実践に役立つ基本がわかる問題集 【総論】 |
Authors | 松尾貴公 |
Authors (kana) | |
Organization | 聖路加国際病院 感染症科 医員 |
Journal | レジデントノート |
Volume | 22 |
Number | 3 |
Page | 480-487 |
Year/Month | 2020 / 5 |
Article | 報告 |
Publisher | 羊土社 |
Abstract | (1)補充輸液は, 脱水をVolume depletionとDehydrationの2つに分けて評価する (2)体液評価は, 脱水を評価する所見を理解して尤度比をうまく利用することが必要である (3)維持輸液は, 1日に必要な水分量と電解質量を計算して輸液を選択し, 食事摂取量の評価を行う 「はじめに」 「輸液の基本」で輸液の大まかな概念を学んだ後は, 補充輸液と維持輸液の2つをさらに深く学び, 実際に輸液をオーダーできるようになりましょう. 「1 補充輸液の考え方」 最初に復習ですが, 補充輸液とは, 現在欠乏している水分・電解質を補充するための輸液でしたね. 細胞外液不足には生理食塩水などの等張液, 細胞内液不足には5%ブドウ糖液などの低張液が選択されます. 補充輸液を正しく選択するためには, まずは現在欠乏している体液(脱水)の量と質を評価することが先決となります. 脱水を評価するポイントは以下の2つです. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords |
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参考文献
- 1) McGee S, et al:The rational clinical examination. Is this patient hypovolemic? JAMA, 17:1022-1029, 1999(PMID:10086438)
- 1) 「The Rational Clinical Examination:Evidence-Based Clinical Diagnosis」(David Simel, et al, eds), McGraw-Hill Education, 2008
- 2) 「より理解を深める! 体液電解質異常と輸液 改訂3版」(柴垣有吾/著), 中外医学社, 2007