アブストラクト
Title | 第3回 (最終回) グラム染色でよくあるピットフォール |
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Subtitle | 連載 なるほどわかった! 日常診療のズバリ基本講座 シリーズ : Noグラム染色, No感染症診療 〜グラム染色像からの菌の同定と適切な抗菌薬の決め方 |
Authors | 林俊誠 |
Authors (kana) | |
Organization | 前橋赤十字病院 感染症内科 |
Journal | レジデントノート |
Volume | 22 |
Number | 6 |
Page | 1156-1161 |
Year/Month | 2020 / 7 |
Article | 報告 |
Publisher | 羊土社 |
Abstract | 「グラム染色に胡散臭さを感じている, あなたへ」「グラム染色って本当に役立つの? よいことばかり並べられて, なんか胡散臭い」-グラム染色を売り込みたい私にとって, 衝撃的な一言でした. でも考えてみれば確かにそうです. ある商品の購入を勧められたとき, よいことばかり話すセールスパーソンが信用できないのは当たり前です. むしろ欠点や最悪の事態の対応法について率直に話してくれる人からこそ, 信用して購入したくなります. そこで今回はグラム染色でよくあるピットフォールをあげ, その注意点や解決策をお伝えします. 「よくあるピットフォールと解決策」「適切でない検体で評価してしまう」適切に電極が装着されていない心電図の評価が無意味であるのと同様, 適切に採取されていない検体でのグラム染色の評価は無意味です. 例えば肺炎患者で考えてみましょう. 炎症部位である肺からの検体, すなわち喀痰のグラム染色が理想的です. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,243円(税込) です。
参考文献
- 1) 「研修医のための臨床検査・病理 超マニュアル」(小倉加奈子, 他/著), 羊土社, 2013
- 2) 「グラム染色道場」(山本 剛/著), 日本医事新報社, 2019