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アブストラクト

Title 10. 遺伝性血管性浮腫
Subtitle 特集 希少・難治性疾患の診断と治療の最前線 2021
Authors 澤部琢哉1), 堀内孝彦2)
Authors (kana)
Organization 1)広島赤十字・原爆病院リウマチ科, 2)九州大学病院別府病院免疫・血液・代謝内科
Journal PROGRESS IN MEDICINE
Volume 41
Number 2
Page 165-170
Year/Month 2021 / 2
Article 報告
Publisher ライフ・サイエンス
Abstract 「はじめに」遺伝性血管性浮腫 (hereditary angioedema : HAE) は血管性浮腫のうち家族歴のあるものを指し, その原因としてこれまでに多くの遺伝子異常が報告されている. 他の血管性浮腫と同様, 体の様々な部位に突発的に皮下, 粘膜下の浮腫を生じ, 数日のうちに自然消褪することを繰り返す. 人種を問わず5〜10万人に1人という稀な疾患ではあるが, 喉頭に浮腫が生じた場合には窒息死に至る可能性があり, 発作性に浮腫を生じる症例を診た場合には想定すべき疾患である. 1888年にOslerが遺伝性に血管性浮腫を呈した1家系を報告して以降, その病因は長らく不明であったが, 1963年になってようやくC1インヒビター (C1-INH) の機能低下がその原因となることが明らかにされた.
Practice 医学総合
Keywords
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参考文献

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