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アブストラクト

Title SGLT2阻害薬 (ダパグリフロジン, エンパグリフロジン)
Subtitle Clinical Updates 変わる心不全の薬物治療〜エキスパートが解説
Authors 江尻健太郎
Authors (kana)
Organization 岡山大学病院 循環器内科
Journal Therapeutic Research
Volume 42
Number 3
Page 180-187
Year/Month 2021 / 3
Article 報告
Publisher ライフサイエンス出版
Abstract 「はじめに」「開発の経緯および歴史」SGLT2阻害薬は, 腎臓の近位尿細管にあるナトリウム・グルコース共輸送体2 (SGLT2) を阻害することにより, 尿中からのグルコース再吸収を抑制することで, 血糖値を下げる薬剤である. SGLT2阻害薬の開発の歴史は古く, 始まりは1800年代に遡る. きっかけは1835年にフランスでリンゴの樹皮からフロリジンが発見されたことであった. その100年後の1933年にはフロリジンが尿糖排泄作用を持つことが報告される. その後, しばらくは糖尿病治療薬の候補として考えられていなかったが, 1980年代後半に米国のDeFronzoが糖毒性の概念を提唱したことが転機となった. この高血糖が糖尿病の病態の本体であるという糖毒性の考え方が, 尿糖排泄を促進することによる糖尿病治療という概念の理論的な裏付けとなった.
Practice 臨床医学:一般
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

参考文献

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