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アブストラクト

Title 蜂窩織炎
Subtitle 特集 / 浮腫性疾患を極める - 鑑別診断から治療・指導まで - 局所性浮腫 -
Authors 山崎修
Authors (kana)
Organization 島根大学医学部皮膚科学講座
Journal 臨牀と研究
Volume 101
Number 10
Page 1243-1246
Year/Month 2024 / 10
Article 報告
Publisher 大道学舘出版部
Abstract 「はじめに」蜂窩織炎は日常よく遭遇する急性の皮膚細菌感染症である. 基礎疾患を有することも多いため, 皮膚科以外の診療科や救急外来で診断・治療されていることが多い. しかし, 典型例では診断は容易であるが, 鑑別すべき疾患も多い. また治療に反応しない場合は壊死性筋膜炎を考慮すべきである. リンパ浮腫, 外傷, 潰瘍, 足白癬などに続発して生じることが多く, 再発性の場合はその予防を検討すべきである. 「I. 定義」蜂窩織炎は真皮〜皮下脂肪組織の急性のびまん性感染症である. 従来, 真皮浅層を炎症の主座とする丹毒と, 真皮深層〜皮下脂肪織を炎症の主座とする蜂窩織炎は区別されることが多かった. しかし両者の鑑別は境界が明瞭か不明瞭で判断され, 診断に際して医療者の主観が入ることが避けられない. さらに推定される原因菌や治療方針に明確な差がないため, 近年では丹毒と蜂窩織炎は欧米同様にあえて区別せず, まとめて扱うようになっている.
Practice 臨床医学:一般
Keywords
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