~
検索条件をクリア

アブストラクト

Title 第10回 SJS / TENと多形滲出性紅斑
Subtitle 連載 薬剤師のための特別講義! 専門医が教える薬疹, 薬剤性皮膚障害
Authors 渡邉裕子
Authors (kana)
Organization 横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学
Journal 調剤と情報
Volume 26
Number 11
Page 1986-1990
Year/Month 2020 / 8
Article 報告
Publisher じほう
Abstract 「はじめに」スティーヴンス・ジョンソン症候群(Stevens-Johnson syndrome : SJS)と中毒性表皮壊死症(toxic epidermal necrolysis : TEN)は最重症の薬疹で, 皮膚障害や粘膜障害を生じるだけでなく, さまざまな臓器障害や細菌感染症などの合併症を起こし, 時に死亡することもある重篤な疾患です. TENの多くはSJSから始まり, 急速に表皮剥離が全身に拡大してより重篤になります. 一方, 類似の皮膚所見がみられる多形滲出性紅斑(erythema exsudativum multiforme : EEM)の約90%は, 単純ヘルペス, 溶連菌, マイコプラズマなどの感染症に関連し, 薬剤性のEEMは少ないとされていますが, 被疑薬の精査が十分行われていない可能性もあります. 以前, EEMはSJSの早期病変と考えられていましたが, 原因や組織学的所見, 治療, 予後など多くの点で異なり, 現在では別の疾患として認知されています.
Practice 薬学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に803円(税込) です。

参考文献

残りの11件を表示する