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アブストラクト

Title [非ベンゾジアゼピン系・ベンゾジアゼピン系睡眠薬] 身体依存 (効果減弱, 退薬症候)
Subtitle 特集 ピットフォールから学ぶ 睡眠薬の適正使用
Authors 鈴木龍, 稲田健
Authors (kana)
Organization 東京女子医科大学医学部精神医学講座
Journal 月刊薬事
Volume 63
Number 6
Page 1075-1078
Year/Month 2021 / 5
Article 報告
Publisher じほう
Abstract 「ピットフォール症例」 60歳, 男性 【既往歴】高血圧 【家族歴】なし 【生活歴】飲酒歴: 日本酒1合/日×40年 喫煙歴: 20本/日×40年 【現病歴】22歳で大学を卒業, 大手銀行に就職し, 30歳で結婚, 挙児2名. 仕事が多忙となるにつれて不眠症状が出現し, 43歳時に近医でトリアゾラム0.25mgが開始され, 症状の改善を認めた. 一時は自己判断で睡眠薬を中止することもあったが, 不眠症状のほか動悸と不安を伴うようになったため内服を再開したところ, 眠れるようになった. しかし, また眠れなくなるのではないかと不安を抱くようになり, 徐々に睡眠薬の服用量も増えていった. 50歳時にはトリアゾラム0.5mg, エチゾラム3mg, ゾピクロン10mgが処方されており, それでも入眠できないときには頓服でさらに追加して使用することもあった. 主治医からは特に睡眠薬の減量や中止に関する説明はなかった.
Practice 薬学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に803円(税込) です。

参考文献

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