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アブストラクト

Title 第21回 黙する子どもたち
Subtitle 連載 児童精神科医が伝えたい 子どものメンタルヘルス
Authors 宇佐美政英
Authors (kana)
Organization 国立国際医療研究センター国府台病院子どものこころ総合診療センター長 / 児童精神科 診療科長
Journal 月刊薬事
Volume 63
Number 13
Page 2709-2714
Year/Month 2021 / 10
Article 報告
Publisher じほう
Abstract 「黙食」新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い, 「黙食」という言葉が世間に広まりました. 新しい造語ではありますが, 文字に意味がある漢字だからこそ, 「黙食」の意味はよくわかります. 私たち児童精神科医には, この「黙」という文字はとても馴染みのあるものです. それは, 選択性緘黙症という疾患が児童期に特有な疾患の一つとしてあるからです. あまり聞いたことがない病名かもしれませんが, 実は古くから知られている疾患です. 選択性緘黙症は, 140年前に初めて医学論文に記載されました. この診断はDSM-5によって不安障害に分類されたことで, 以前よりも成人の精神医学において注目されるようになったといわれています. 選択性緘黙症は独立した不安障害として規定され, 幼児期に特定の状況下で言葉が出なくなることから始まります. 診断が明確になる, もしくは専門医を受診するのは学校に入学してからになることが多いかもしれません.
Practice 薬学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に803円(税込) です。

参考文献

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