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アブストラクト

Title 病棟での下痢対応 経腸栄養中の下痢 原因とその対応
Subtitle 特集 薬の使い方が "超" わかる! 病棟での下痢・便秘対応
Authors 吉田貞夫
Authors (kana)
Organization ちゅうざん病院 副院長 / 金城大学 客員教授
Journal 月刊薬事
Volume 64
Number 5
Page 956-960
Year/Month 2022 / 4
Article 報告
Publisher じほう
Abstract 「Key Point」 ●経腸栄養を行う症例では, 下痢を合併する頻度が高く, 皮膚トラブルや電解質異常, 低血糖など, さらなる合併症の原因となる. ●経腸栄養中の症例の下痢の原因はさまざまで, 投与方法や栄養剤の組成など経腸栄養自体が原因となるほか, Clostridioides difficile関連腸炎, 腸内フローラの乱れ, 薬剤, 乳糖不耐症, 虚血性腸炎など, 広い視点でアセスメントを行うことが重要である. ●経腸栄養中の症例が下痢を発症した際は, 投与速度, 栄養剤の組成を確認する. 経腸栄養ポンプの使用を検討する. ●食物繊維の追加や, 半固形状栄養剤の使用により, 下痢が改善する可能性がある.
Practice 薬学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に803円(税込) です。

参考文献

  • 1) 日本静脈経腸栄養学会・編:静脈経腸栄養ガイドライン;静脈・経腸栄を適正に実施するためのガイドライン 第3版. 照林社, 2013
  • 2) 吉田貞夫:何が原因で腸内フローラが乱れるの? ニュートリションケア, 11:14-15, 2018
  • 3) 吉田貞夫:高齢者;サルコペニア, フレイル, コモビディティへの配慮も含め. 月刊薬事, 63:1624-1632, 2021
  • 4) 小岡亜希子, 他:療養病床において経管栄養を受ける高齢者の排便の実態と下痢に関連する要因. 老年看護学, 20:83-91, 2016
  • 5) 吉田貞夫:食物繊維. ニュートリションケア2020年秋季増刊, メディカ出版, 2020
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