アブストラクト
| Title | 運動療法Q&A ■Q1 サルコペニア・フレイルの予防・治療における運動療法の位置づけと有効性は? ■Q2 運動療法中に必要な薬学的管理は? ■Q3 リハ薬剤の概念をサルコペニア・フレイルの患者さんにどう実践したらよいですか? |
|---|---|
| Subtitle | 特集 健康寿命延伸のための最新知識 サルコペニア×フレイル×骨粗鬆症の予防と治療 サルコペニア・フレイルの最新知見 |
| Authors | 吉村芳弘 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 熊本リハビリテーション病院 サルコペニア・低栄養研究センター |
| Journal | 月刊薬事 |
| Volume | 65 |
| Number | 2 |
| Page | 266-270 |
| Year/Month | 2023 / 2 |
| Article | 報告 |
| Publisher | じほう |
| Abstract | 「Q1 サルコペニア・フレイルの予防・治療における運動療法の位置づけと有効性は?」サルコペニアとフレイルの予防や治療の中心要素は運動と栄養である. したがって, 運動習慣の構築, 活動的な生活, 食事提供体制や食習慣の見直しなどがまずは求められる. 慢性疾患の適切な管理や多剤内服の是正も重要である. 一方で, 精神・心理的フレイルや社会的フレイルに対しては, 認知機能低下を含む精神心理面への対応や社会参加の支援など多面的な対応があげられるが, 一定のコンセンサスはなく個別のアプローチにとどまるのが現状である. サルコペニアや身体的フレイルのアウトカムとしては, 転倒・骨折, 術後合併症, 要介護状態, 認知症, 施設入所, 死亡などがあり, これらの改善を目指すのがよいと思われる. 運動療法はレジスタンス運動と有酸素運動の2種類に大きく分類される. 「サルコペニア診療ガイドライン2017年版」では, サルコペニアの予防として, 「運動習慣ならびに豊富な身体活動量はサルコペニアの発症を予防する可能性があり, 運動ならびに活動的な生活を推奨する」と記述されている. |
| Practice | 薬学 |
| Keywords |
- 全文ダウンロード： 従量制、基本料金制の方共に803円(税込) です。
参考文献
- 1) サルコペニア診療ガイドライン作成委員会・編 : サルコペニア診療ガイドライン2017年版. ライフサイエンス出版, 2017
- 2) Dent E, et al : The Asia-Pacific clinical practice guidelines for the management of frailty. J Am Med Dir Assoc, 18 : 564-575, 2017
- 3) サルコペニア診療実践ガイド作成委員会・編 : サルコペニアに対する運動療法. サルコペニア診療実践ガイド, ライフサイエンス出版, 2019
- 4) 長野文彦, 他 : 起立着席運動は脳卒中の回復期患者の機能的予後を改善する. 日本サルコペニア・フレイル学会誌, 3 : 92-98, 2019
- 5) Yoshimura Y, et al : Chair-stand exercise improves post-stroke dysphagia. Geriatr Gerontol Int, 20 : 885-891, 2020
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- 6) Yoshimura Y, et al : Chair-stand exercise improves sarcopenia in rehabilitation patients after stroke. Nutrients, 14 : 461, 2022
- 7) 若林秀隆, 他・編 : 機能・活動・参加とQOLを高める リハビリテーション薬剤. じほう, 2019
