~
検索条件をクリア

アブストラクト

Title 第13回 浮腫の患者にあったら
Subtitle 連載 病態・症状から紐解く! 病棟エマージェンシーファイル
Authors 佐々木陽典
Authors (kana)
Organization 東邦大学医学部総合診療・救急医学講座
Journal 月刊薬事
Volume 65
Number 2
Page 349-354
Year/Month 2023 / 2
Article 報告
Publisher じほう
Abstract 「ポイント」 ●浮腫の原因は, 全身性(両側性)か局所性(片側性)かに分けて考える ●息切れを伴う浮腫には速やかな対応が求められる ●薬剤は浮腫の重要な原因の一つである ●急性の片側性浮腫では深部静脈血栓症に注意する 「Case」 数年前から月経困難症に対して通院中の35歳女性. 悪寒戦慄を伴う発熱で救急外来を受診して急性腎盂腎炎の診断で5日前に入院となった. 本日になって, 急に右足が浮腫んで痛み始めた. 担当医は蜂窩織炎と診断して抗菌薬を開始したが, 「どうして入院中に蜂窩織炎になるんだろう?」と首を傾げている. 病棟薬剤師としてどんなアドバイスができますか? 「浮腫とは」 浮腫とは間質液が皮下に貯留した結果生じた腫脹のことであり, 原因は多岐にわたる. 筆者が通常の外来で実践している系統的な浮腫の鑑別フローチャートを示す. 「浮腫は局所性か全身性で区別する」 浮腫の原因を考える際には, 浮腫の原因が局所のトラブルか全身性の病態によるものかを鑑別することが第一歩となる.
Practice 薬学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に803円(税込) です。