アブストラクト
Title | 褥瘡の病態と評価ツールの使い方 |
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Subtitle | 特集 褥瘡・創傷治療薬の使い方 フルタメソッドに基づいた皮膚褥瘡外用薬学会ガイドブック 褥瘡・創傷の評価 |
Authors | 関根祐介 |
Authors (kana) | |
Organization | 東京医科大学病院薬剤部 |
Journal | 月刊薬事 |
Volume | 65 |
Number | 4 |
Page | 656-661 |
Year/Month | 2023 / 3 |
Article | 報告 |
Publisher | じほう |
Abstract | 「Key Point」●褥瘡は, 外力が加わり骨によって組織が圧迫される部位に発生するため, 仙骨部, 尾骨部, 大転子部, 踵骨部が好発部位である. ●褥瘡の重症度は深達度で分類され, NPUAP/EPUAP分類のカテゴリ/ステージI・IIは浅い褥瘡, カテゴリ/ステージIII・IVは深い褥瘡に分類される. ●褥瘡の病態は, 褥瘡発生直後の「急性期」と褥瘡発生1〜3週間後の「慢性期」があり, 慢性期褥瘡は「浅い褥瘡」と「深い褥瘡」に分かれる. ●深い慢性期褥瘡は, 褥瘡の病期分類(色調分類)である黒色期→黄色期→赤色期→白色期の順で経過する. ●本邦で汎用されている褥瘡状態評価スケールはDESIGN-R(R)2020で, 深さ・滲出液・大きさ・炎症/感染・肉芽組織・壊死組織・ポケットを点数化し, 点数が大きいほど重症度が高い. |
Practice | 薬学 |
Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に803円(税込) です。
参考文献
- 1) 日本褥瘡学会・編: 在宅褥瘡テキストブック. 照林社, 2020
- 2) 褥瘡の予防&治療 クイックリファレンスガイド (https://www.epuap.org/wp-content/uploads/2016/10/qrg_prevention_in_japanese.pdf) (アクセス:2023年1月)
- 3) 医療情報科学研究所・編: 病気がみえるvol.14 皮膚科. メディックメディア, pp376-388, 2020
- 4) 日本褥瘡学会・編: 改定DESIGN-R(R)2020 コンセンサス・ドキュメント. 照林社, p5, 2020
- 5) 古田勝経: 褥瘡の病態評価と薬物療法における薬剤師参加の意義. 日本緩和医療薬学雑誌, 6: 75-82, 2013