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アブストラクト

Title 抗菌スペクトラムの "広い・狭い" を客観的に評価するための指標「スペクトラムスコア」とは?
Subtitle 特集 AMR対策のためにどう介入する? "とりあえず広域抗菌薬" の減らし方 薬剤耐性菌の課題・対策を整理しよう
Authors 柿内聡志
Authors (kana)
Organization 長崎大学病院感染制御教育センター
Journal 月刊薬事
Volume 67
Number 2
Page 207-211
Year/Month 2025 / 2
Article 報告
Publisher じほう
Abstract 「Key Points」●抗菌スペクトラムを考慮したスペクトラムスコアは, 近年議論が活発化している新しい抗菌薬使用量評価法である. そのなかで, 最も新しいスペクトラムスコアとして, DASC(Days of Antibiotic Spectrum Coverage)がある. ●DASCで明らかにできること, および評価できないことを正しく理解し, 結果を解釈する. ●DASCは臨床的な治療ガイドではないことに注意する. ●従来の抗菌薬使用量評価に, 抗菌スペクトラムという観点を加え, 多角的な視点から抗菌薬使用を考えることは, 効果的なAST活動につながると期待される. / 「抗菌スペクトラムとは」抗菌薬は微生物を殺菌, あるいは増殖を抑制する機能を有するが, その化学構造によって効果がある微生物群が異なる. これを抗菌スペクトラムという. 抗菌薬耐性は, 細菌が複数の異なるメカニズムによって抗菌薬の効果を回避するように進化することで発生する.
Practice 薬学
Keywords
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