アブストラクト
Title | 鼻副鼻腔炎に対するマクロライド療法はいつまで? |
---|---|
Subtitle | 特集 AMR対策のためにどう介入する? "とりあえず広域抗菌薬" の減らし方 この抗菌薬, ホントに続けてダイジョウブ? |
Authors | 野垣岳稔 |
Authors (kana) | |
Organization | 昭和大学横浜市北部病院耳鼻咽喉科 |
Journal | 月刊薬事 |
Volume | 67 |
Number | 2 |
Page | 249-252 |
Year/Month | 2025 / 2 |
Article | 報告 |
Publisher | じほう |
Abstract | 「Key Points」●マクロライド療法(14員環マクロライド系薬の少量長期投与)は, マクロライド系の抗菌薬としての作用ではなく, 種々の免疫調整作用により炎症の遷延化・慢性化を抑制することを期待して行われる. ●鼻漏・後鼻漏などが顕著で, 好中球性炎症が主体の慢性鼻副鼻腔炎に効果を発揮する. ●使用薬剤は14員環マクロライド系薬で, 常用量の半量投与を原則とする. ●3カ月の投与で無効な症例は, 速やかに他の治療に変更する. ●有効症例でも3〜6カ月で一度打ち切り, 症状が再燃した際に再投与で対処する. / 「はじめに」1987年に工藤らにより, びまん性汎細気管支炎に対するエリスロマイシンの少量長期投与の臨床効果が報告され, 難治性疾患の予後を著しく改善させた. |
Practice | 薬学 |
Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に803円(税込) です。