アブストラクト
Title | ESBL産生菌 |
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Subtitle | 特集 AMR対策のためにどう介入する? "とりあえず広域抗菌薬" の減らし方 おさらいしよう! 耐性菌へのアプローチ |
Authors | 大路剛 |
Authors (kana) | |
Organization | 神戸大学都市安全研究センター |
Journal | 月刊薬事 |
Volume | 67 |
Number | 2 |
Page | 258-260 |
Year/Month | 2025 / 2 |
Article | 報告 |
Publisher | じほう |
Abstract | 「Key Points」●プラスミド伝達性で細菌から他の細菌に形質が伝搬する. ●セファロスポリン系の使用の増加が保菌の増加に関連すると考えられている. ●感染臓器を問わず使用可能な薬剤としてはカルバペネム系が代表的であるが, 中枢神経系以外ではセファマイシン系やオキサセフェム系も使用可能である. またβラクタム系以外では感受性があれば, ST合剤, フルオロキノロン系, ミノサイクリン, アミノグリコシド系なども使用可能である. ●カルバペネム系を使用していて, かつ, 腹腔内感染症などで引き続きBacteroides属など偏性嫌気性菌をカバーする必要がある場合は, セファマイシン系やオキサセフェム系は良いde-escalation先である. / 「耐性機序と基準や定義」最初のβラクタム系でもあるペニシリンが使用を開始されて以降, このクラスの薬剤は21世紀がある程度過ぎても, 全身の各臓器に効率よく移行する便利な抗菌薬であり続けている. |
Practice | 薬学 |
Keywords |
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