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アブストラクト

Title 骨髄抑制へのアプローチ
Subtitle 特集 身体的・精神的課題にどう向き合う? がん治療のマルチプロブレム Update! - 最新ガイドラインをチェック!
Authors 高野悠子, 安藤雄一
Authors (kana)
Organization 名古屋大学医学部附属病院化学療法部
Journal 月刊薬事
Volume 67
Number 4
Page 732-735
Year/Month 2025 / 3
Article 報告
Publisher じほう
Abstract [Key Points] ●骨髄抑制はがん薬物療法における最も重要な用量制限毒性の一つである. ●好中球減少症や発熱性好中球減少症(FN)の発症リスクを治療開始前に十分に評価する. ●顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)製剤による一次予防として, ペグ化G-CSF製剤の投与が有用である. ●FN発症時には重症化リスクを評価し, 早期に経験的治療を開始する. / 「はじめに」骨髄抑制による血球減少は, 殺細胞性抗がん薬における頻度の高い有害事象の一つであり, 最も問題となる用量制限毒性である. 抗菌薬や顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)製剤の投与, 輸血, 時には入院を必要とし, 抗がん薬の休薬や投与の延期, あるいは減量が必要となることもある. 好中球減少症あるいは発熱性好中球減少症(febrile neutropenia:FN)で入院した小児がん患者の死亡率は0.4〜3.0%, 固形がんの成人では2.6〜7.0%, 造血器がんの成人では7.4%と報告されており, 致死的となることもある.
Practice 薬学
Keywords
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