| Abstract |
[Key Points] ●がん治療中の心のケアについて, チーム医療で活かせる基本的知識およびスキルを紹介する. ●がんの臨床経過において, がん患者の心理面には通常起こりうる反応やテーマがある. ●家族は第二の患者である, という視点も大切である. ●がん治療中の心のケアのコツには, 全人的な苦痛への対応という視点に基づく包括的アセスメント, 多職種連携, コミュニケーションスキル, 医療従事者自身のケアが含まれる. / 「がん医療における心のケアの考え方」「1 チーム医療における心理支援」昨今がん医療においては, がん対策推進基本計画が第4期に入り, 診療報酬改定も経て公認心理師が明記されるようになり, チーム医療における心理職が普及しつつある. 公認心理師とは, 「公認心理師の名称を用いて, 保健医療, 福祉, 教育その他の分野において, 心理学に関する専門的知識及び技術をもって, 次に掲げる行為を行うことを業とする者」とされ, その行為として, (1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察, その結果の分析, (2)心理に関する支援を要する者に対する, その心理に関する相談および助言, 指導, その他の援助, (3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談および助言, 指導, その他の援助, (4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育および情報の提供-と定義されている. |