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アブストラクト

Title 10 肩関節挙上の制限因子について
Subtitle 連載 形状と機能
Authors 壇順司
Authors (kana)
Organization 帝京大学 福岡医療技術学部 理学療法学科
Journal スポーツメディスン
Volume 35
Number 1
Page 44-46
Year/Month 2023 / 1
Article 報告
Publisher ブックハウス・エイチディ
Abstract 肩関節疾患において, 肩関節の関節可動域制限は必ず遭遇する障害であり, その制限因子は多岐にわたります. その中でも挙上の制限は日常生活を送る上で,早期かつ確実に改善するべき障害です. 肩関節は, 主に肩甲胸郭関節と肩甲上腕関節が連動して可動していますが, 肩関節疾患では, 肩甲上腕関節の可動性が低下することが多く, 肩甲胸郭関節の動きで代償して可動域を確保しようとします. そのため, 肩甲上腕関節の周囲にある軟部組織の配置と挙上の制限因子となる可能性が高い軟部組織について把握できれば, 関節可動域制限を速やかに解消できると考えています. 屈曲を晒し骨で再現して肩甲骨面よりみた標本では, 屈曲30°では臼蓋内に上腕骨頭は収まっていますが, 屈曲60°では臼蓋より上腕骨頭が突出してきます.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に858円(税込) です。

参考文献

  • 1) 森於菟・他, 分担解剖学1, 金原出版株式会社, 1998 333-343
  • 2) 壇順司・高濱照, 運動器の機能解剖 肩関節11, 埋学療法 12, 2004, 1432-1436
  • 3) 河上敬介・磯貝香・他, 改訂第2版 骨格筋の形と触察法, 大峰閣, 2011 177