アブストラクト
Title | 解説「がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2020年版」のポイント 鎮痛薬の選択がWHO三段階除痛ラダーから変更 ガイドラインに準じつつ個々の評価が重要 |
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Subtitle | 特集 がんの痛みの緩和 |
Authors | 馬渡弘典 |
Authors (kana) | まわたりひろのり |
Organization | 国家公務員共済組合連合会 横浜南共済病院 緩和支持療法科 医長 |
Journal | クリニックマガジン |
Volume | 48 |
Number | 3 |
Page | 7-11 |
Year/Month | 2021 / 3 |
Article | 報告 |
Publisher | ドラッグマガジン |
Abstract | 「はじめに」 昨年, 6年ぶりに日本緩和医療学会の「がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン」が改訂され2020年版が出版された. 新規の薬剤やエビデンスが追加されたほか, 海外のガイドラインの改訂やガイドラインの作成方法の進展も踏まえて改訂が行われている. 本稿では2020年版のポイントについて概説する. ちなみに本ガイドラインは日本緩和医療学会HPで閲覧することができ, 『推奨の概要』のチャートに全ての推奨がまとめられている. 「2020年版はがん疼痛治療の中でも薬物療法に絞られている」 今回の改訂は, 「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に準じて行われた. ベースとするエビデンスの質がより一層求められるようになり, 標準化された方法でシステマティックレビューを行い, 不偏性を保つための作成プロセスを用いて作成されている. その影響もあり対象となる疼痛治療は薬物療法に絞られ, 放射線治療, 神経ブロック, 骨セメントなどは除外された. |
Practice | 医学一般 |
Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に913円(税込) です。