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アブストラクト

Title 日本人男性の周産期うつ病の心理的側面
Subtitle 特集 妊娠・出産と精神科臨床アップデート
Authors 徳満敬大*1,2, 菅原典夫*2, 古郡規雄*2, 下田和孝*2
Authors (kana)
Organization *1十和田市立中央病院メンタルヘルス科, *2獨協医科大学精神神経医学講座
Journal 臨床精神医学
Volume 49
Number 7
Page 925-931
Year/Month 2020 / 7
Article 報告
Publisher アークメディア
Abstract 「抄録」 : 周産期うつ病は, 女性の妊娠中から産後1年間に生じる精神疾患であり, 主に母子保健の文脈で研究と対策が行われてきた. 最近, 女性だけでなく, 男性もまた, パートナーの周産期に高率にうつ状態を呈することが明らかとなってきた. 男女の周産期うつ病は, 互いに相関しており, いずれも家庭不和や自殺, 児童虐待など, 公衆衛生上重要な問題の原因になることが知られている. このため, 周産期に心理的危機に陥った男性を適切にサポートすることは, 男性だけでなく, 女性や子どもの健康への利点も大きいと考えられる. しかし, 母子保健の領域では, 男性は道具的サポートを期待される一方, 男性自身が支援の対象になるという視点は乏しい. 本稿では, 一般的な周産期うつ病について概説しながら, 男性の周産期うつ病の特徴および心理的側面について触れ, 今後の対策について提言を行った. また, 今まさに周産期のうつ状態に悩む男性に向けた情報提供も意図して本稿を記した.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords 周産期うつ病 (perinatal depression) , 産後うつ病 (postpartum depression) , 男性 (men) , 父親 (father) , 父性 (paternity)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,573円(税込) です。

参考文献

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