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アブストラクト

Title 2型糖尿病用イメグリミン (商品名ツイミーグ) メトホルミンに似ているが害は大きい
Subtitle New Products
Authors 薬のチェック編集委員会
Authors (kana)
Organization
Journal 薬のチェック
Volume 22
Number 99
Page 12-14
Year/Month 2022 / 1
Article 報告
Publisher 医薬ビジランスセンター
Abstract 「まとめ」●イメグリミン(商品名ツイミーグ)は2型糖尿病を適応として2021年9月に世界で初めて日本で承認されました. 2型糖尿病用剤としてすでに承認されているメトホルミン(商品名イニシンク配合錠ほか多数)に似た物質です. ●メトホルミンは, 肥満した糖尿病患者で, 膵臓からのインスリンの分泌を抑えて膵臓の細胞を休ませ, 血糖低下作用を発揮します. しかし, 本来はインスリンの分泌を低下させる物質であり, 糖尿病がない場合には役立ちません. ●イメグリミンは基本的に, メトホルミンと同じ仕組みで糖尿病患者の血糖値を低下させます. 糖尿病患者を対象にプラセボと比較したランダム化比較試験(RCT)が日本で実施されています. 開始から半年くらいは血糖値が低下していますが, その後は上昇傾向にありました. ●先述したように, メトホルミンはインスリンの分泌を低下させる物質ですので, これを正常動物に長期間使うと, ヒト用量以上で高血糖になります. イメグリミンは, メトホルミンよりも短期間でしかも少量でラットに高血糖を起こしています. そのわずか2〜3倍用量をヒトに常用量として使用しており, 大変危険です. ●害反応として, 下痢や吐き気が多いこと, さらには鼻咽頭炎や気管支炎などの感染症がプラセボ群の約2倍生じ, 統計学的に有意でした. 短期間の血糖改善の半面, 感染症が増え, 長期的には血糖上昇の危険があります. ●メトホルミンは超肥満の糖尿病患者の予後改善がRCTで示されましたが, イメグリミンは長期予後を調べたRCTはありませんし, 海外では承認されていません. 新規性はまったくなく, 害が大きい物質です. 結論: 無効, 有害. 使うべきでない.
Practice 薬学
Keywords 血糖値, HbA1c, インスリン抵抗性, 肥満, 感染症
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に825円(税込) です。

参考文献