アブストラクト
Title | 03-2 ラクナ梗塞 |
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Subtitle | 後輩・新人指導にそのまま使える "疾患別 画像のチェックポイント" 付き 看護の根拠がみえる 脳の画像 03 脳血管障害 |
Authors | 森田隆弘 |
Authors (kana) | もりたたかひろ |
Organization | 青森県立中央病院脳神経外科副部長 |
Journal | ブレインナーシング |
Volume | 37 |
Number | 1 |
Page | 62-65 |
Year/Month | 2021 / |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「疾患のおさらい」ラクナとは, ラテン語で"小さなくぼみ"という意味です. ラクナ梗塞は, 脳の中に入り込んでいる直径100〜300μmの細い動脈(穿通枝)が動脈硬化により詰まって, 直径15〜20mm程度の小さな脳梗塞を起こす病気です. 小さな脳梗塞の跡がくぼみのように見えるため, ラクナ梗塞と呼ばれるようになりました. 穿通枝が分布している"基底核"や"脳幹"に長径が15〜20mm未満の小さな脳梗塞が1カ所だけ形成され, 頚部〜脳動脈に50%以上の狭窄がないこと, 心房細動や弁膜症など心原性脳塞栓症の原因となるような既往がないことにより, ラクナ梗塞と診断されます. とても小さな脳梗塞なので, 症状も麻痺のみとか, 感覚低下のみとか, 1つか2つの脳機能に限局し, 軽症であることが多いです. また, 発症後に症状が悪化していく患者も少ない傾向にあります. |
Practice | 看護学 |
Keywords |
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