~
検索条件をクリア

アブストラクト

Title 03-9 小脳出血
Subtitle 後輩・新人指導にそのまま使える "疾患別 画像のチェックポイント" 付き 看護の根拠がみえる 脳の画像 03 脳血管障害
Authors 横沢路子
Authors (kana) よこさわみちこ
Organization 岩手県立中央病院脳神経外科医長
Journal ブレインナーシング
Volume 37
Number 1
Page 90-93
Year/Month 2021 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「疾患のおさらい」小脳は, 後頭骨とテントという硬膜に囲まれた空間に収まっています. 小脳の歯状核という部分に出血することが多く, 上小脳動脈の穿通枝の破綻が原因とされています. 症状は複雑ですが, 大まかに協調運動障害と平衡機能障害に分かれます. 小脳のどの部分に障害が出るかによって四肢体幹や言語の運動調節障害, 平衡感覚障害および眼球運動調節機能障害など, さまざまな症状が出ます. 小脳出血の注意点としては, 小脳は先に述べたように狭い空間に収まっている部分で, 近くには脳幹があります. 脳出血によって容積が増えてしまうと, 脳幹圧迫により急速な意識障害や呼吸停止などに進行する危険性があります. また, 小脳の内側にある第四脳室が出血で圧迫されると, 急性水頭症をきたすこともあります. 小脳出血はあっという間に容態が急変することがあり, とても怖いです. 治療は内科治療と外科治療があります.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。