アブストラクト
Title | 03-11 椎骨動脈解離 |
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Subtitle | 後輩・新人指導にそのまま使える "疾患別 画像のチェックポイント" 付き 看護の根拠がみえる 脳の画像 03 脳血管障害 |
Authors | 西嶌泰生 |
Authors (kana) | にしじまやすお |
Organization | 石巻赤十字病院脳神経外科副部長 |
Journal | ブレインナーシング |
Volume | 37 |
Number | 1 |
Page | 98-101 |
Year/Month | 2021 / |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「疾患のおさらい」脳動脈の血管壁は, 内側から内膜, 内弾性板, 中膜, 外膜で構成されます. 動脈解離は内弾性板に傷がつき, そこから血管壁内に血液が入り込み, 血管が裂けていく状態を言います. 一般的に, 頚椎骨折や頚椎脱臼などの外傷性と非外傷性に分類されます. 非外傷性の場合には特発性とも呼ばれ, 日本人では頭蓋内の椎骨動脈に解離が起こりやすいのが特徴です. 頭痛や脳梗塞などで発症する非出血性と, くも膜下出血で発症する出血性に分けられます. 脳梗塞をきたすタイプは, 解離腔が内側に進展し血管の閉塞性変化が生じます(梗塞型). くも膜下出血を起こすタイプは, 血管の外側に進展して外膜を破り出血します(出血型). この場合は, 画像上血管の拡張性変化が見られます. 椎骨動脈解離は, 比較的若い男性(40〜50歳がピーク)の脳梗塞の原因として非常に重要です. いずれの場合も, 発症時に解離痛とよばれる後頚部痛を伴うことがきわめて特徴的です. |
Practice | 看護学 |
Keywords |
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