アブストラクト
Title | 06-3 パーキンソン病 |
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Subtitle | 後輩・新人指導にそのまま使える "疾患別 画像のチェックポイント" 付き 看護の根拠がみえる 脳の画像 06 機能的脳神経外科疾患 |
Authors | 中村起也 |
Authors (kana) | なかむらたつや |
Organization | 広南病院神経内科 |
Journal | ブレインナーシング |
Volume | 37 |
Number | 1 |
Page | 168-171 |
Year/Month | 2021 / |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「疾患のおさらい」パーキンソン病は, 黒質のドパミン神経細胞が変性する進行性疾患です. 4大症状は, "安静時振戦・筋強剛(筋固縮)・無動(寡動)・姿勢反射障害"です. 複数動作を同時に行う能力や, リズムを作り出す能力の低下なども見られます. 発症年齢は50〜65歳. 40歳以下で発症するものは"若年性パーキンソン病"と呼びます. 初発の運動症状としては安静時振戦がもっとも多く, 次に動作拙劣が続きます. 症状に左右差が見られることが多いです. 動作は遅く拙劣となりますが, 椅子などからの起立時や, ベッド上での体位変換時に目立ちます. 顔の表情は変化が乏しい"仮面様顔貌"を呈し, 発語は単調で小声になります. 歩行は前傾前屈姿勢で, 前後に歩幅が狭く, 速度は遅いです. 進行例では, 歩行時に足が地面から離れなくなり"すくみ足"がみられます. 方向転換時や狭い場所での動作時に目立ちます. |
Practice | 看護学 |
Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。
参考文献
- 1) 「パーキンソン病診療ガイドライン」作成委員会編. パーキンソン病診療ガイドライン2018. 日本神経学会監修. 東京, 医学書院, 2018, 308p.