Title	01 せん妄の基礎知識を学ぼう!
Subtitle	後輩・新人指導にそのまま使える "情報収集・報告時のポイント一覧" 付き 脳神経疾患患者さんのせん妄ケア, 転倒・転落対策, 排泄ケア 1章 せん妄ケア
Authors	柴本はる菜
Authors (kana)	しばもとはるな
Organization	日本赤十字看護大学大学院修士課程 / 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
Journal	ブレインナーシング
Volume	37
Number	5
Page	610-732
Year/Month	2021 /
Article	報告
Publisher	メディカ出版
Abstract	「せん妄ってどんな状態のこと?」 せん妄とは, 身体疾患により引き起こされる精神や行動の障害で, 臨床現場で頻繁に見られる症候群の1つです. 注意障害(落ち着かない, 集中できないなど)や認知機能障害(場所を間違える, 看護師を家族と間違えるなど)があり, 発症は急激です. 1日のなかでも症状に変化があります. これが認知症や高次脳機能障害による意識の変容との大きな違いです. "夜は寝ずに大暴れしていた患者さんが朝になってケロッとしている", "さっきまで穏やかだったのに突然怒り出したりする"といった患者さんを見たことがあると思います. これもせん妄の特徴的な症状です. 診断で一般的に使われているのは米国精神医学会が発行しているDSM-5で, せん妄をつぎのように定めています. A)注意の障害および意識の障害. B)その障害は短期間のうちに出現し(通常数時間〜数日), もととなる注意, および意識水準からの変化を示し, さらに1日の経過のなかで重症度が変動する傾向がある.
Practice	看護学
Keywords

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参考文献