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アブストラクト

Title (01) 脳梗塞 (ラクナ梗塞, アテローム血栓性脳梗塞, 心原性脳梗塞)
Subtitle どんな手術が, どんな手順で, どんな風に行われているかがとことんわかる! 手術動画つき 必要な術後看護がみえてくる脳神経外科の手術 1章 脳神経外科の手術を理解するうえで知っておきたいこと (2) 手術治療を行う脳神経疾患の病態生理
Authors 中川一郎
Authors (kana) なかがわいちろう
Organization 奈良県立医科大学脳神経外科 准教授 / 脳卒中センター病院教授
Journal ブレインナーシング
Volume 39
Number 1
Page 38-43
Year/Month 2023 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「病態生理」 ラクナ梗塞とは, 内包後脚や放線冠などの大脳深部白質や, 基底核や視床などの灰白質, および脳幹において, 中大脳動脈や脳底動脈などの主幹動脈から直接分岐する単一の穿通枝により生じる脳梗塞と定義されます. 脳梗塞の大きさは15mm未満のことが多く, 被殻・尾状核・内包・放線冠・視床・橋などが好発部位となります. ラクナ梗塞は高血圧による細動脈の動脈硬化が原因で発症し, 片麻痺や運動失調, 感覚障害, 構音障害などを呈します. 「病態生理」 アテローム血栓性脳梗塞とは, 頭蓋内外の主幹動脈の粥状(アテローム)硬化病変が原因となって発症します. 動脈硬化により血管内皮にプラークが形成され, プラークの成長により血管が狭窄し, プラーク破綻によって血栓が形成されその部位で脳血管を閉塞したり, 末梢に流れて頭蓋内血管を閉塞させたり, また末梢領域の血流低下によって脳梗塞を生じます. 粥状硬化の好発部位は内頚動脈起始部や中大脳動脈水平部などです.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。