アブストラクト
| Title | 01 脳卒中のきほんのおはなし |
|---|---|
| Subtitle | 脳神経ナースが説明できなければいけない 脳卒中の後遺症とそのかかわり |
| Authors | 原田路可 |
| Authors (kana) | はらだるか |
| Organization | 徳島大学病院看護部副部長 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 |
| Journal | ブレインナーシング |
| Volume | 39 |
| Number | 5 |
| Page | 658-664 |
| Year/Month | 2023 / |
| Article | 報告 |
| Publisher | メディカ出版 |
| Abstract | 「脳卒中とは」「(1)脳卒中の分類」●脳卒中は脳血管障害と同義語のように扱われている. しかし, 厳密には脳血管障害による症状が出現しそれが確定したものを指し, 脳血管障害でも症状が早期に消失する一過性脳虚血発作(transient ischemic attack: TIA)や無症候性のものは含まない. ●脳卒中は, 出血性脳卒中として脳出血とくも膜下出血, 虚血性脳卒中として脳梗塞に分類される. 「脳出血」なんらかの原因で脳内の細い動脈が破綻し, 脳実質内に出血したものを脳出血といいます. 脳出血の60%は高血圧性脳出血です. 正常な脳動脈は300mmHgを超える内圧上昇でも容易には破綻しません. しかし, 高血圧患者では脳の細動脈のアテローム硬化が促進されており, 血管壁の透過性が亢進し, 血管壁に血漿成分がにじみ出て血管壁が脆い状態(微小動脈瘤の形成や血管壊死の状態)になっています. |
| Practice | 看護学 |
| Keywords |
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参考文献
- 1) 岩渕聡ほか編.脳・神経疾患:疾患の理解と看護計画.甲田英一ほか監.東京,学研メディカル秀潤社, 2011, 443p, (Super Select Nursing).
- 2) 森田明夫ほか編.脳神経疾患ビジュアルブック.落合慈之監.東京,学研メディカル秀潤社, 2009, 309p.
- 3) 栗原照幸ほか編.標準神経病学.水野美邦監.第2版.東京,医学書院, 2012, 600p, (Standard Textbook).
