アブストラクト
Title | 4 高血圧治療薬 (カルシウム拮抗薬を中心に) |
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Subtitle | 脳神経疾患の治療を理解できる くすりの本 後輩指導にも使える類似薬の使い分け早わかり! 3章 注意すべき持参薬 |
Authors | 坂井健一郎 |
Authors (kana) | さかいけんいちろう |
Organization | 東京慈恵会医科大学内科学講座脳神経内科講師 / 診療医長・医局長 |
Journal | ブレインナーシング |
Volume | 40 |
Number | 3 |
Page | 512-516 |
Year/Month | 2024 / |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「(1) こういうときに使われます」「高血圧とは」高血圧は, 脳卒中, 心筋梗塞や心不全などの心疾患の原因として注意すべき疾患です. 現在, 日本では約4,300万人の高血圧患者がいるといわれています. 高血圧をそのままにしておくと全身の血管が傷んで動脈硬化が進行し, 心臓や脳の血管が閉塞したり出血したりすることで重篤な病気になる可能性があります. 「高血圧治療薬とは」高血圧治療薬は血圧を下げるための治療薬で, 「降圧薬」ともよばれます. 患者が持参薬として高血圧治療薬を内服している場合, おもに脳卒中や心筋梗塞などの脳心血管疾患を予防するために使用していると考えてよいでしょう. 脳卒中や心筋梗塞, 心不全などになった直後の急性期には, その疾患の治療薬として使用されることもあります. 高血圧治療薬の効果は血圧測定ですぐにわかります. 高血圧治療の基準が定められているため, 目標血圧に到達するまで高血圧治療薬の投与量を増量する, またはいくつかの薬剤を組み合わせて使うこともあります. |
Practice | 看護学 |
Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。
参考文献
- 1) 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会編. "生活習慣の修正". 高血圧治療ガイドライン2019. 東京, ライフサイエンス出版, 2019, 64-75.