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アブストラクト

Title (3) 心原性脳塞栓症
Subtitle 画像と患者さんの症状, ケアが結びつく! 脳画像で読み解く脳神経疾患 後輩指導にぴったりの超ビジュアルカタログ 2章 症例から読み解く脳の画像 1. 脳血管障害
Authors 犬塚諒子, 古賀政利
Authors (kana) いぬつかりょうこ, こがまさとし
Organization 国立循環器病研究センター脳血管内科, 同部長
Journal ブレインナーシング
Volume 40
Number 5
Page 759-762
Year/Month 2024 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「症例」「83歳, 男性, Dさん」非弁膜症性心房細動があり, エドキサバントシル酸塩水和物内服中です. X-2日, 下痢にともなう急性腎前性腎不全のため入院し, エドキサバントシル酸塩水和物は腎機能障害のため休薬となりました. X日4時が最終健常確認時刻でした. 7時, スタッフ訪室時に左不全麻痺を認めました. 「こんな疾患」心原性脳塞栓症は, 心腔内に形成された病的血栓による脳の塞栓症です. 高齢者に多い非弁膜症性心房細動を塞栓源とする心原性脳塞栓症が増加しています. そのほか, 塞栓源となり得るハイリスク心疾患として, 人工弁・発症から4週未満の心筋梗塞・左室壁運動障害, 心内腫瘍, 感染性心内膜炎などがTOAST分類(脳梗塞の病型分類)で示されています. 臨床像の特徴には, 神経症候の突発完成, 発症時の意識障害, 失語, 半側空間無視や共同偏視などの皮質症状などがあり, 神経症候はしばしば重篤で致命的な経過も少なくありません.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。