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アブストラクト

Title (3) 慢性硬膜下血腫
Subtitle 画像と患者さんの症状, ケアが結びつく! 脳画像で読み解く脳神経疾患 後輩指導にぴったりの超ビジュアルカタログ 2章 症例から読み解く脳の画像 3. 頭部外傷
Authors 岩瀬正顕
Authors (kana) いわせまさあき
Organization 関西医科大学総合医療センター脳神経外科教授・診療部長
Journal ブレインナーシング
Volume 40
Number 5
Page 822-827
Year/Month 2024 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「症例」「80歳代, 男性, Qさん」1カ月前に自宅内で転倒し, テーブルで頭部を打撲しました. 前頭部の擦過傷を認めましたが, その後も様子に変化はなかったため医療機関は受診しませんでした. 約1週間前から物忘れが悪化し, 歩行が遅くなりました. さらに, トイレに間に合わない, 歩容が不安定で呼びかけには応じるものの反応が緩慢であったため, 家族に連れられてかかりつけ医を受診しました. 頭部CTで異常を指摘され, 脳神経外科がある病院へ緊急入院となりました. 「こんな疾患」「症状と日本での発生状況」慢性硬膜下血腫は, 頭蓋骨と脳の間に血液がたまる疾患です. 進行すると脳を圧迫します. 症状は, 頭痛, 認知機能低下, 歩行障害, 意識障害が挙げられ, おもに高齢男性に発症します. 日本での発生頻度は20〜26人/10万人/年で年々症例数が増えており, 30〜40年間に10倍に増加したとされています. 発症年齢のピークは80歳代と高齢化しています.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。