アブストラクト
Title | 03 失語・失行・失認 |
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Subtitle | 脳の障害理解は解剖が9割 患者さんを理解し, あすのケアに生かす 2章 障害のメカニズム |
Authors | 林真由美, 大槻俊輔 |
Authors (kana) | はやしまゆみ, おおつきとしほ |
Organization | 近畿大学病院SCU病棟 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師, 同 臨床教授/脳卒中センター長 |
Journal | ブレインナーシング |
Volume | 41 |
Number | 1 |
Page | 43-53 |
Year/Month | 2025 / |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「失語症とは」 言葉が出てこない, 人の話がわからないという症候, "失語症"は, 「大脳の損傷に由来する, いったん獲得された言語記号の操作能力の低下ないし消失」です. 心的外傷などの心因性ストレスによって生じた症候や, また発達性の読み書きやことばの障害とは異なります. もともと知らないからわからないこと, また難聴や発声発語器官の異常とも異なります. 脳卒中や頭部外傷により突然ことばの理解されにくさや発語の不明瞭さが出た場合は失語症を疑います. 看護の現場では患者と直接話をして, その症候を把握することが近道です. 特徴的な病像から病巣部位を特定することもできます. ことばの流暢性, 復唱, 言語理解の3つの軸で評価されてきた従来からの失語症タイプ分類で, ブローカ失語やウェルニッケ失語といったタイプに当てはめようとしても, どのタイプにも該当しないことがしばしばあります. |
Practice | 看護学 |
Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。