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アブストラクト

Title 03-1 アテローム血栓性脳梗塞
Subtitle 後輩・新人指導にそのまま使える "疾患別 画像のチェックポイント" 付き 看護の根拠がみえる 脳の画像 03 脳血管障害
Authors 森田隆弘
Authors (kana) もりたたかひろ
Organization 青森県立中央病院脳神経外科副部長
Journal ブレインナーシング
Volume 37
Number 1
Page 58-61
Year/Month 2021 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「疾患のおさらい」高血圧, 高コレステロール, 糖尿病や喫煙などの影響で, 頚部の頚動脈や脳動脈の比較的太い部分(前大脳動脈, 中大脳動脈, 後大脳動脈など)に形成された動脈硬化(アテローム)が原因で発生する脳梗塞のことを言います. 動脈硬化によって動脈が高度に狭窄したり完全に閉塞したりして血流が不足し発生するものと, 動脈硬化が崩れてくずが流れ, 脳深部の動脈を閉塞させるパターンがあります. 脳梗塞と同じ側の頚部内頚動脈や, 脳梗塞よりも心臓に近い部分の脳動脈に50%以上の狭窄や閉塞がある場合に, アテローム血栓性脳梗塞と診断されます. 動脈硬化は何年もかけてゆっくり進行するために, 心原性脳塞栓症とは異なり, 太い動脈が閉塞してもほかの動脈から血流が補完されて(側副血行), 血管支配領域全体に脳梗塞が広がることは少なく, 脳動脈がもっとも細くて血流が少ない脳表や分水嶺領域(前大脳動脈領域と中大脳動脈領域の間, 中大脳動脈領域と後大脳動脈領域の間など)に細かい脳梗塞が散在するパターンが多いです.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。