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アブストラクト

Title [8] 未熟児網膜症
Subtitle メイン特集 患者への説明と具体的な治療法のポイント解説 抗VEGF療法をマスターする
Authors 野々部典枝
Authors (kana)
Organization 名古屋大学医学部附属病院 総合周産期母子医療センター
Journal 眼科グラフィック
Volume 10
Number 4
Page 443-450
Year/Month 2021 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「はじめに」未熟児網膜症(retinopathy of prematurity;ROP)は, 早産による網膜血管の未熟性に起因する血管増殖性疾患である. 抗血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor;VEGF)がROPの疾患活動性と密接に関係しており, VEGFの抑制がROPの病的新生血管形成期の治療として重要である. ROPに対する抗VEGF療法として, 2019年11月に国内でラニビズマブ0.2mg硝子体投与が承認された. 症例に応じて抗VEGF療法と従来のレーザー網膜光凝固術(photocoagulation;PC)を使い分けることが可能となり, 児の全身状態や眼の状態に合わせ初回治療を選択できるようになった. これにより, その後の追加治療やフォローアップの選択肢を増やすことも可能となった. また, 単独療法だけではなくPCと抗VEGF薬の併用療法は重症例に対する有用な治療手段として期待される.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,749円(税込) です。

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