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アブストラクト

Title 劇症型溶血性レンサ球菌感染症の現状と感染対策
Subtitle 今月の最新情報 速報TOPiC 「何が起こってる?」「何が変わる?変わらない?」に答えます!
Authors 矢野邦夫
Authors (kana)
Organization 浜松市感染症対策調整監 兼 浜松医療センター 感染症管理特別顧問
Journal インフェクションコントロール
Volume 33
Number 10
Page 994-998
Year/Month 2024 / 10
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「はじめに」 現在(2024年6月), 国内において劇症型溶血性レンサ球菌感染症が増加しており, 2024年は2,000人を超える勢いである. 増加の原因は明らかではないが, A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が増加していることから, 重症化因子をもつ人々が溶血性レンサ球菌に曝露しやすい環境となっているのかもしれない. 本稿では劇症型溶血性レンサ球菌感染症の現状と感染対策について記述する. 「A群溶血性レンサ球菌」 レンサ球菌属(Streptococcus sp.)は血液寒天培地における溶血性によって, α溶血(不完全溶血), β溶血(完全溶血), 非溶血(γ)がある. α溶血には肺炎球菌があり, β溶血には化膿レンサ球菌がある. 化膿レンサ球菌はLancefield分類(表層多糖の抗原性)によってA, B, C, G, L群などがあり, このなかで最も重要な細菌がA群溶血性レンサ球菌(group A Streptococcus, GAS, Streptococcus pyogenes)である.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。