アブストラクト
Title | 第1回 感染対策に必要な細菌の基礎知識 |
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Subtitle | 新連載 ICT・ASTのための 3分で学べる 今月の細菌 |
Authors | 山口哲央 |
Authors (kana) | |
Organization | 東邦大学 医学部 微生物・感染症学講座 准教授 |
Journal | インフェクションコントロール |
Volume | 34 |
Number | 1 |
Page | 82-84 |
Year/Month | 2025 / 1 |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「はじめに」適切な感染対策を行うためには, 病原体とその感染経路を正確に理解することが重要である. 感染症の原因となる病原体には, 細菌, 真菌, ウイルスなどがあり, それぞれに応じた対策が求められるが, 本連載では細菌に焦点を当てる. 各号で一つの細菌を取り上げ, その特徴, 引き起こす感染症, 治療に用いられる抗菌薬, ならびに薬剤耐性の問題について解説する. 本稿では導入編として, ICT (感染対策チーム) およびAST (抗菌薬適正使用支援チーム) が理解しておくべき細菌感染症診療の基本, および細菌の分類について概説する. 「ICT・ASTのスタッフが知っておきたい 細菌感染症診療の基本」薬剤耐性菌の感染対策および抗菌薬適正使用を指導する立場において, 細菌感染症診療の理解は不可欠である. 感染症の患者を診療する際, 医療チームは患者の「治癒」を最終目標とする. そのために「(1) 感染臓器の特定 (感染症診断)」「(2) 原因菌の特定」「(3) 標的治療の実施」の3つのステップが重要であり, いずれかが欠けると適切な治療は困難になる. |
Practice | 看護学 |
Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。