Title	第3回 MRSA (メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
Subtitle	Monthly IC Journal ICT・ASTのための3分で学べる今月の細菌
Authors	荻原真二, 山口哲央
Authors (kana)
Organization	東邦大学医療センター大森病院 臨床検査部 臨床検査技師, 東邦大学 医学部 微生物・感染症学講座 准教授
Journal	インフェクションコントロール
Volume	34
Number	3
Page	292-294
Year/Month	2025 / 3
Article	報告
Publisher	メディカ出版
Abstract	「細菌の特徴」黄色ブドウ球菌はメチシリン感性黄色ブドウ球菌(Methicillin-susceptible Staphylococcus aureus, MSSA)とメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Methicillin-resistant Staphylococcus aureus, MRSA)に分けられる. MRSAは日本国内で最も一般的な多剤耐性菌であり, すべてのβ-ラクタム系抗菌薬に耐性を示す. 薬剤感受性検査において, オキサシリンもしくはセフォキシチンのMIC(minimum inhibitory concentration, 最小発育阻止濃度)値がそれぞれ4mg/L以上, 8mg/L以上を示す黄色ブドウ球菌をMRSAと判定する. また, メチシリン耐性の責任遺伝子であるmecA遺伝子の検出によっても判定が可能である. MRSAは入院患者から分離される院内型MRSA(HA-MRSA)と外来患者から分離される市中型MRSA(CA-MRSA)に分けられるが, CA-MRSAは病原性が高く, 基礎疾患のない若年者や健常人に重症感染症を引き起こすことがある.
Practice	看護学
Keywords

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