アブストラクト
Title | 4 COPD急性増悪 × NHF |
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Subtitle | 特集 どれを選ぶ? なぜ選ぶ? 救急での呼吸管理とアセスメント Part 3 ERでの呼吸管理ケーススタディ |
Authors | 岡森慧 |
Authors (kana) | |
Organization | 慶應義塾大学 医学部 呼吸器内科 |
Journal | Emer-Log |
Volume | 34 |
Number | 1 |
Page | 76-80 |
Year/Month | 2021 / |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「CASE」89歳, 男性. 「主訴:」呼吸困難. 「現病歴:」慢性閉塞性肺疾患(COPD)IV期で通院していた. 吸入治療薬および在宅酸素療法(HOT)を処方されていた. 自宅内ではベッドで臥床して過ごしていることが多く, 訪問看護を導入していた. 1週間前に咽頭痛と鼻汁が出現した. 市販の総合感冒薬で症状は改善したが, 数日前から咳嗽, 喀痰が増悪した. また, 労作時呼吸困難の増悪により着替えや排泄などの日常動作が困難となった. 安静時にも呼吸困難が出現したため, 救急要請し当院に搬送された. 「身体所見:」意識:GCS E3V5M6, 呼吸数26回/min, 脈拍96回/min, 血圧133/67mmHg, 体温37.2℃, SpO2 92%(リザーバーマスク8L/min). るいそうを認め, 外観はやや不良である. 両肺にwheezeおよびrhonchiを聴取する. 努力呼吸を認める. 「動脈血液ガス所見:」pH 7.322, PaCO2 65.4mmHg, PaO2 71.2mmHg, HCO3- 35mmol/L. |
Practice | 看護学 |
Keywords |
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参考文献
- 1) 日本呼吸器学会COPDガイドライン第5版作成委員会編.COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン2018.第5版.東京,日本呼吸器学会, 2018, 169p.
- 2) 日本呼吸器学会NPPVガイドライン作成委員会編.NPPV(非侵襲的陽圧換気療法)ガイドライン.改訂第2版.東京,南江堂, 2015, 157p.