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アブストラクト

Title (2) 偶発性低体温症
Subtitle 特集 絶対に見逃してはいけない観察ポイントはこれ! 救急でよく出会う症状・所見16
Authors 佐藤慶吾, 町田浩志
Authors (kana)
Organization 国立病院機構 高崎総合医療センター 救急科 診療看護師, 救急科 部長
Journal Emer-Log
Volume 35
Number 1
Page 15-21
Year/Month 2022 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「知識編」「まずは押さえておきたい! 看護のポイント」「1 偶発性低体温症はとっても危険!」」偶発性低体温症(accidental hypothermia)は, 体内からの熱喪失が体内の熱生産を上回ったときに起こりうる病態で, 直腸・食道温などの深部温が35℃以下に陥った状態をいいます. 原因としては, 寒冷環境などの外的因子によることが多いですが, 熱生産が低下する場合は疾病の存在など内的因子も考えなくてはいけません. 低体温症は, 深部体温によって軽症・中等症・重症に分類されます. 特に, 体表面積が大きい小児や皮下組織の少ない高齢者は, 低体温に陥りやすいため注意が必要です. 低体温症の管理の目標は, 呼吸・循環を安定化させ, 一刻も早く復温することです. 特に重症低体温症では, 心室細動などの致死的不整脈が誘発されやすいため, これらを出現させない管理が重要です.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,749円(税込) です。

参考文献

  • 1) 湘南地区メディカルコントロール協議会.偶発性低体温症ガイドライン2018. 2018. https://shonan-mc.org/images/zsmcc/jimukyoku/doc/teitaionsyou_2018.pdf
  • 2) 樫山鉄矢ほか編.ER実践ハンドブック:現場で活きる初期対応の手順と判断の指針.東京,羊土社, 2015, 295-6.
  • 3) 日本救急医学会指導医・専門医制度委員会 日本救急医学会専門認定医委員会編.救急診療指針.改訂第5版.日本救急医学会監.へるす出版, 2018, 884p.
  • 4) 日本救急医学会監.標準救急医学.第5版.東京,医学書院, 2014, 520p.
  • 5) 今明秀監訳.救命救急のディシジョン・メイキング:実践のためのEBMハンドブック.東京,メディカル・サイエンス・インターナショナル, 2016, 889-901.
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  • 6) 辻本登志英ほか監.現場で使える看護知識 低体温症〔ケア編〕気をつけておきたい季節の疾患〔2〕.看護roo!. https://www.kango-roo.com/learning/4011/