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アブストラクト

Title 3 ステロイド
Subtitle 特集 どんな時に? どうやって使う? 使い分けは? 救急領域で「よく使う薬剤」「よく出逢う薬剤」をスッキリ整理 ERナースに必須の50薬剤 各論
Authors 恒石鉄兵
Authors (kana)
Organization 京都府立医科大学 集中治療部
Journal Emer-Log
Volume 38
Number 1
Page 32-38
Year/Month 2025 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「ステロイドの2つの作用」本来ステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン, 以下ステロイド)は, 生命が危機に瀕するようなストレス状況に適応して生き抜くために存在すると考えられ, 生体内ではコルチゾールとして産生されます. このイメージを持っておくと, 幅広くて覚えにくいステロイドの作用・副作用をつかみやすくなります. ステロイドには大きく分けて, 糖質コルチコイド作用と鉱質コルチコイド作用という2つの作用があります. 「糖質コルチコイド作用」まず「糖質コルチコイド作用」は, 抗炎症作用と捉えるとわかりやすいです. 投与されたステロイドは細胞質内に浮かんでいる受容体と結合し, 核の中に入ります. そこで抗炎症性タンパクの発現を促進したり, 炎症性タンパクの発現を抑制したりすることで, 抗炎症作用を発揮します. 糖質コルチコイド作用には血糖上昇効果もあり, これが「糖質コルチコイド作用」の名前の由来です.
Practice 看護学
Keywords
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