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アブストラクト

Title 認知症・高齢者の抑制ゼロを目指すICUでの挑戦
Subtitle 第1特集 私たちはこう乗り越えた 実践事例 認知症・高齢者看護の倫理的ジレンマを「そのままにしない」 事例 倫理的ジレンマを乗り越える (2)
Authors 田畑亜希子
Authors (kana) たばたあきこ
Organization 金沢大学附属病院 集中治療部
Journal ナーシングビジネス
Volume 13
Number 11
Page 984-987
Year/Month 2019 / 11
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 命が最優先されるICUの現場では, 安全のための身体抑制がジレンマとなる場面もありました. その中で身体抑制をなくすために確立した「看まもり」に対する考え方を, 事例を通して説明します. 「身体抑制ゼロを目指しICUでできることとは?」 金沢大学附属病院看護部では「ホスピタリティの探求」を理念とし, 看護の質向上を目指し, さまざまな取り組みを行ってきました. 2015年には「身体抑制激減と尊厳ある患者への看護実践を高める」を目標に掲げ, 2016年2月に一般病棟および精神科病棟での身体抑制がなくなりました. ICUにおいても2016年より抑制基準, 鎮痛・鎮静のあり方を見直し, せん妄調査, 薬物使用や覚醒状況の調査, 代替ケアの検討などを行い, 「身体抑制の激減」を目指して取り組みを強化してきました. しかし, 抑制実施件数はある程度減少したものの, なくなることはありませんでした. 命が最優先されるICUの現場では患者の尊厳を守る以前に, 抑制をしないことで事故に至るかもしれないという医療者の恐怖心が先立っていました.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。