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アブストラクト

Title 脳血管攣縮の最新治療
Subtitle 特集 脳動脈瘤の温故知新 現在までの治療を紡ぐ永久保存版
Authors 遠藤英徳1), 新妻邦泰2-4), 冨永悌二2)
Authors (kana)
Organization 1)一般財団法人広南会 広南病院脳神経外科, 2)東北大学大学院医学系研究科神経外科学分野, 3)東北大学大学院医学系研究科神経外科先端治療開発学分野, 4)東北大学大学院医工学研究科神経外科先端治療開発学分野
Journal 脳神経外科速報
Volume 33
Number 2
Page 208-210
Year/Month 2023 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「はじめに」2022年4月20日にイドルシアファーマシューティカルズからピヴラッツ点滴静注液(一般名:クラゾセンタンナトリウム)が発売され, 臨床現場において使用可能となった. ピヴラッツは, 「脳動脈瘤によるくも膜下出血術後の脳血管攣縮, およびこれに伴う脳梗塞および脳虚血症状の発症抑制」を効能効果とし, 本邦で行われた第三相臨床試験においてその有効性が証明され, 早期承認販売に至った薬剤である. 本稿では, ピヴラッツが本邦において承認販売に至った過程を報告する. 「I. 脳血管攣縮(スパズム)という病態」1937年にWalter E. Dandyがdirect surgeryであるクリッピング術をはじめて報告し, さらにGazi Yasargilが顕微鏡手術の導入によりその技術を洗練し, 脳動脈瘤の手術による根治性が飛躍的に向上した. しかし, 破裂脳動脈瘤によるくも膜下出血では, 脳動脈瘤の外科的根治だけでは患者の転帰改善に結びつかない例も多々存在することが, その後明らかとなった.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,749円(税込) です。

参考文献

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