アブストラクト
| Title | 顔面けいれん (3) 手術 |
|---|---|
| Subtitle | 特集 顔面けいれん・三叉神経痛の診断と治療 |
| Authors | 尼崎賢一 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 三井記念病院 顔面痙攣・三叉神経痛・舌咽神経痛治療センター |
| Journal | 脳神経外科速報 |
| Volume | 34 |
| Number | 6 |
| Page | 663-667 |
| Year/Month | 2024 / |
| Article | 報告 |
| Publisher | メディカ出版 |
| Abstract | 「はじめに」 顔面けいれんに対する減圧術は邦語ではいくつかの名称があるが, 本稿では便宜的にMVD (microvascular decompression)と記す. MVDは顔面けいれんの根治治療として確立された手術方法であり, すでにたくさんの成書がある. 詳しくはそちらを読んでいただきたい. 本稿では若手脳神経外科医を読者と想定し, あまり成書には書かれていないことを述べたいと思う. 「I. 基本概念」 顔面けいれんに対するMVDは顔面神経を圧迫している血管を減圧する目的で行われる. すなわち単一神経による症候に対して根治を目指すものであり, いかに合併症を出さずに治療を達成するかということに注力される. 命にかかわらない症候に対して開頭手術を行い, たった一本の脳神経の処理をするがために脳幹部までアプローチしなくてはならないということを考えれば, 患者・術者双方にとって色々な意味でこの手術は「重たい」ものである. |
| Practice | 臨床医学:外科系 |
| Keywords |
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