アブストラクト
Title | (1) 脳血管内治療に必要な機能解剖の知識 |
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Subtitle | 第1特集 脳血管内治療で広がる治療戦略 脳血管内治療で広がる脳神経外科治療 |
Authors | 千原英夫 |
Authors (kana) | |
Organization | 京都大学脳神経外科 |
Journal | 脳神経外科速報 |
Volume | 35 |
Number | 1 |
Page | 6-12 |
Year/Month | 2025 / |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「はじめに」脳血管内治療は, 複雑かつ微細な血管構造の中で行われる非常に高度な医療である. 脳血管内治療医は読影や判断を間違うことが患者に後遺症を残し, 将来の生活を奪ってしまうかもしれないという緊張感のなかで治療を行っている. であるのに, 脳血管内治療は原則として造影剤を血管内に注入し, 透視装置を使って得た画像(影絵)をもとに行われており, 実際にはみえていない事柄も多く, 間接的な情報から何が起こっているかを推測して治療している. 脳血管内治療を成功させるためには血管解剖をできるだけ正確に理解することが必要である. また, 治療のリスクを最小限に抑えるためには詳細な機能解剖の知識によって得るべき画像情報を事前に予測することが必要不可欠である. 「I. 安全かつ有効なアプローチ方法の選択 : アプローチルートの破格を知る」昨今では, 従来の主流であった経大腿動脈アプローチに加えて, 経橈骨動脈アプローチなどの選択肢が増えて, 事前にアクセスルートをCTAやMRAなどで評価することが増えた. |
Practice | 臨床医学:外科系 |
Keywords |
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