アブストラクト
| Title | (2) 塞栓物質の進歩 |
|---|---|
| Subtitle | 第1特集 脳血管内治療で広がる治療戦略 脳血管内治療で広がる脳神経外科治療 |
| Authors | 黒木亮太 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 九州大学大学院医学研究院脳神経外科 |
| Journal | 脳神経外科速報 |
| Volume | 35 |
| Number | 1 |
| Page | 13-19 |
| Year/Month | 2025 / |
| Article | 報告 |
| Publisher | メディカ出版 |
| Abstract | 「はじめに」脳血管内治療の歴史は1960年までさかのぼり, シリコン製の小球を用いた脳動静脈奇形治療の試みがその始まりとされ, 1974年にはカテーテルの先端に装着したバルーンを血管中に離脱・留置して頭蓋内血管を閉塞する「離脱式バルーン法」が報告された. 1991年にGuglielmiらが電気離脱型コイル(Guglielmi detachable coil: GDC)を開発したことで, 治療対象が脳動脈瘤まで拡大し, 脳血管内治療の塞栓術の発展に大きく寄与した. 現在, 脳血管内治療における塞栓術の主な対象疾患は, (1)脳動脈瘤, (2)脳動脈奇形・硬膜動静脈瘻などのシャント疾患, (3)脳腫瘍, などが挙げられる. これらの疾患に対し, 病態や症例に応じて適切な塞栓物質を選択することが重要である. 本稿では, 各疾患における塞栓術の進歩について, 実際の症例を提示しながら概説する. 「I. 脳動脈瘤」GDCの開発以降, コイルの柔軟性や離脱速度が向上し, さらなる進化を遂げている. |
| Practice | 臨床医学:外科系 |
| Keywords |
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