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アブストラクト

Title 第5回 全身麻酔の薬剤
Subtitle わかる! 身につく!! 今日から生かせる ベーシック連載 すぐ実践に生かせる! 器械器具・薬剤の準備のプロを目指せ! オペ室のセッティング講座12
Authors 宮本いずみ, 前田晃史
Authors (kana)
Organization 福岡県立大学 看護学部 講師, 市立ひらかた病院 看護学修士 救急看護認定看護師 消化器内視鏡技師
Journal オペナーシング
Volume 37
Number 5
Page 482-488
Year/Month 2022 / 5
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「全身麻酔の薬剤」全身麻酔の薬剤は, 静脈麻酔薬と吸入麻酔薬に大別されます. 全身麻酔は主に脳に作用して患者を眠らせて意識をなくす方法です. 全身麻酔では静脈から血液に投与する静脈麻酔薬と, 肺から静脈(肺静脈)に投与する吸入麻酔薬があります. 「全身麻酔で使用する薬剤と作用機序, 注意点, 介助ポイント」「鎮静薬」「(1)静脈麻酔薬」「チオペンタールナトリウム(ラボナール(R))」数分間の短時間の麻酔に用います. 3〜5mg/kg 静脈内投与します. 30秒程度で意識消失, 舌根沈下, 呼吸抑制, 呼吸停止が起こります. 意識消失は5〜8分間持続します. 蓄積作用があるため麻酔維持には適しません. 「プロポフォール(ディプリバン(R))」鎮静作用のみで, 鎮痛作用や筋弛緩作用はありません. 麻酔導入に使用したり, 持続投与することで麻酔維持に使用することも可能です. 目標血中濃度による投与法のTCI(target controlled infusion)はアンプル, バイアル製剤では行うことができないため, 図2のディプリバン(R)注-キットを使用します.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。

参考文献

  • 1) 1%ディプリバン注 添付文書. https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1119402A1022_2_03/
  • 2) セボフルラン吸入麻酔液「ニッコー」添付文書. https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1119702G1070_1_01/
  • 3) SANDOZ 1%ディプリバン注-キット. https://www.sandoz.jp/products/diprivan_4436
  • 4) IV吸入麻酔薬.麻酔薬および麻酔科薬使用ガイドライン.第3版, 2016, 99-724.
  • 5) 山蔭道明ほか.吸入麻酔薬の最新の知見.日本臨床麻酔学会誌, 30(3), 2010, 342-55.
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  • 6) フェンタニル注射液 添付文書. https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/8219400A1063_1_10/
  • 7) 恒吉勇男.筋収縮の基本原理から筋弛緩を考える.日本臨床麻酔学会誌, 36(7), 2016, 658-62.
  • 8) ロクロニウム臭化物静注液 添付文書. http://meds.qlifepro.com/
  • 9) 武田純三.ベクロニウムとスキサメトニウムは捨てがたい.日本臨床麻酔会誌, 30(3), 2010, 438-45.
  • 10) 日本麻酔科学会.安全な麻酔のためのモニター指針.2019年3月改訂. https://anesth.or.jp/files/pdf/monitor3_20190509.pdf
  • 11) 日本光電工業筋弛緩モジュールAF-200シリーズ. https://www.nihonkohden.co.jp/iryo/products/monitor/01_bedside/af201p.html