アブストラクト
Title | 03 産道感染に特に注意する感染症 (GBS, 単純ヘルペス) |
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Subtitle | 特集 お母さんと赤ちゃんをまもる母子感染対策up to date 梅毒, 風疹, B型・C型肝炎, HTLV-1, トキソプラズマ, COVID-19… 分娩や授乳への影響は? 各論 |
Authors | 井上麻実, 堀之内崇士 |
Authors (kana) | |
Organization | 久留米大学医学部産婦人科学講座 助教, 同 講師 |
Journal | ペリネイタルケア |
Volume | 43 |
Number | 9 |
Page | 930-934 |
Year/Month | 2024 / 9 |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「妊娠中の管理と母子感染対策」 「B群溶血性連鎖球菌(GBS)感染症」 「病態生理」 児の肺胞上皮に接着→上皮表面から細胞内に侵入→特異的免疫を免れる→組織内の炎症や敗血症を引き起こす→血液脳関門から侵入して髄膜炎を引き起こす. 「妊娠中の管理」 特になし. まれに母体の敗血症を引き起こすこともある. 「母子感染対策(ワクチン, 分娩対応, 授乳など)」 妊婦全員にGBS検査を行う. 残念ながら検体が正しく採取されていないケースが多く, 問題視されている. GBS検査時は以下に注意する. (1)妊娠35〜37週に検査を行う 分娩前5週間以内の検査は確実性が高いが, 分娩前6週間以上経過した場合は確実性が低くなるため. (2)検体は腟の入り口(クスコを用いずに)および肛門から採取を行う GBSは直腸の常在菌でもあり, 肛門から採取しなかった場合と比較して陽性率が1.4倍にもなると報告されている. |
Practice | 看護学 |
Keywords |
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