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アブストラクト

Title 03 入院中の母乳育児が最強の乳腺炎予防 / 回復になることを理解しよう 乳腺炎予防 / 乳腺炎からの回復を促す母乳育児の基本
Subtitle 特集 写真で早わかり&すぐ実践! 乳腺炎・授乳トラブル解決ガイド 《総論》
Authors 大野芳江
Authors (kana)
Organization 日本赤十字社医療センター5B周産母子ユニット 副看護師長 / 助産師
Journal ペリネイタルケア
Volume 44
Number 1
Page 23-30
Year/Month 2025 / 1
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「Summary」●乳腺炎の発症には, 複数の要因が関与することが明らかになっている. 乳腺炎の根本的なリスク因子である分泌過多は, 赤ちゃんの欲しがるサインに合わせ, それに応える応答的授乳(responsive feeding)ができないことが原因であるといわれている. ●母親が適切な直接授乳の手技を獲得し, 乳房緊満をセルフケアできるようになれば, 乳腺炎スペクトラムの状態へ進行することを予防できることが明らかになっており, 乳腺炎予防には産褥早期からの支援が重要である. ●母親と赤ちゃんの置かれている状況はさまざまであり, 授乳する母親と赤ちゃんの組み合わせの数だけ, それを支援する際のアプローチの方法もある. 母乳育児は, 母親と赤ちゃんのそれぞれの相互作用により, 生理的で機能的な仕組みによって成り立っている. 支援には「見守り」も必要であり, 母子の持っている能力を引き出しながらハンズオン, 少しだけハンズオン, ハンズオフなど, さまざまな場面に応じたバリエーションが求められる. 本稿では, 乳腺炎を予防するための入院中の母乳育児支援について考えてみたい.
Practice 看護学
Keywords 応答的授乳(responsive feeding), 新生児の哺乳行動(pre-feeding behaviors), 乳房緊満, 直接授乳, 乳汁生成II期の遅延
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。